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安い用紙から高級マット紙まで!マットコート紙の種類・銘柄12選!

マットコート紙、皆さんは使っていますか?

印刷通販を使う人であればそこそこの人がマットコート紙を使ったことがある、名前は知っている、かと思います。

しかしマットコート紙の具体的な種類・銘柄を知っていますか?
マットコート紙が紙のジャンルの一つで紙の名前ではないのを知っていますか?

今回はそんなマットコート紙の概要と、具体的におすすめのマットコート紙の種類・銘柄12種をご紹介したいと思います。

マットコート紙とは

具体的なマットコート紙の種類・銘柄を出す前にまずはマットコート紙についてのおさらいです。そんなのわかるよ!という方は読みとばしてもらっても大丈夫です。

マットコート紙は、コート紙と同様に塗工処理を施しながらも表面の光沢を抑えた紙でかなり一般的な用紙の総称です。
総称であるので具体的な用紙名ではないのです。


マットコート紙の概要

マットコート紙という名称

マットコート紙という名前は広く一般に使われていますが、実は

マットコート紙という名前の紙は存在しません。

マットコート紙というのは紙のジャンルの一つであって、紙の銘柄(商品名)ではありません。

マットコート紙は紙のジャンルの一つです

じゃあ印刷通販のマットコート紙って何

ということですが、
これは印刷通販サイト側が「安く仕入れる」ことができて、「安価で提供できる用紙」を勝手にマットコート紙としているだけです。
そのため、マットコート紙で注文している場合、毎回用紙(銘柄)が違うことがあります。

マットコート紙がいいけど毎回紙が違うんじゃどうしたらいいの?

という質問ですが、
紙や仕上がりにこだわる方は
印刷時にマットコート紙ではなく、マットコート紙の中の特定の種類・銘柄を指定します。

考えてみれば当然なのですが、
たばこを吸う人はたばこを銘柄で買うと思います。間違ってもたばこならなんでもいい、なんてことはないはずです。(僕は非喫煙者なので多少偏見が混ざってますが。)

それと同じことでこだわりのある方は、マットコート紙でも特定の種類・銘柄を指定することが多いです。

マットコート紙全般の特徴

マットコート紙全般に言える特徴として
ツヤが抑えられているので、コート紙のようなテカった安っぽさがない点です。
下手に光沢があると安っぽさがあるのでこの点は大きなメリットです。

また、同じ厚みでもコート紙と比べるとマットコート紙の方が若干厚く感じます。

逆にデメリットもあります。

光沢が抑えられているものの
全く光沢がないわけではありません。
塗工処理をしている以上は多少は光を反射します。この反射具合によって高級感や雰囲気が変わってくるので自分に合ったマットコート紙を探すのは難しいかもしれません。

さらに。マットコート紙はデザインを選びます。

どういうことかというと
マットコート紙を印刷する際はマットコート紙専用のインキを使います。
このインキは普通のインキに比べ別の薬剤等が配合されているのでその分、顔料や染料といった”色”が薄くなるため、厚塗りする必要があります。
つまり厚塗りした分、乾きが遅くなります。

乾きが遅いと何が起こるかというと、裏側から表面が透けることがあります。
この、裏から透けることを「裏写り」とか「裏抜け」とか言われますが、透けないようにするにはあらかじめ濃い色を使ったデザインをしないことが一番です。
つまり色の濃いデザインや、リッチブラックに近いような複数の色が混ざった色は苦手です。

マットコートには2種類ある

マットコート紙と呼ばれる紙の種類・銘柄は数多く存在しています。
種類・銘柄ごとに得意不得意がありますが主に2つに分けることができます。

マットコートには2種類ある

・インキが乗ると光沢感が出る「ダル系」
・インキが乗っても比較的光沢感のない「マット系」
の2つです。
マットコート紙というと「マット系」が多いのかなって思いますが意外にも「ダル系」の方が多いです。

ダル系

マットコート紙ダル系は、印刷したインキがグロスと呼ばれる光沢感を持つマットコート紙です。
場合によってはマットコート紙とは切り離されて、ダルアート紙やダル紙なんて呼ばれることもあります。
厳密に調査したわけではありませんが、
印刷通販で使われているマットコート紙系の用紙の中では、ダル系の方が多いように感じます。

インキがグロス感(光沢感)を持つので紙そのものが光沢感を持っているわけではありません。
しかし、このインキのグロス感(光沢感)の差によって高級感が変わってきます。

マット系

マットコート紙マット系はダル系に比べグロス感(光沢感)が抑えられており、中にはインクが乗ってもグロス感(光沢感)のない用紙もあります。
またダル系に比べ、ツルツル感があります。

マットコート紙ってそもそも光沢がないんじゃないの?

って思われるかもしれませんが、意外とインキの乗った部分はグロス感(光沢感)が出ます。

そんな中、このマット系は他のマットコート紙に比べグロス感(光沢感)が抑えられています。

おとなしくも上質な雰囲気を出したい時におすすめです。

しかし圧倒的に紙種が少ないです。
詳しくはわからないのですが、非塗工紙に寄っていったり、PP加工やUVニス等で再現出来るのでそもそも不要なジャンルなのかもしれません。


マットコート紙系用紙の種類・銘柄

マット系用紙の分布

マットコート紙系の用紙を今回12種類集めてみました。
安価なものから少しザラザラしたものまでバリエーション豊かなラインナップです。

印刷通販のマットコート紙は印刷通販側が安く仕入れられて安価で提供しているため
種類・銘柄で注文すると金額が高くなる傾向があります。しかし、どの用紙にも魅力があるため普段の印象とは違うものを作りたい時などに参考にしてください!

サテン金藤

サテン金藤180kg

ダル系安価カードチラシ・フライヤー・ポスター

サテン金藤の特徴・仕上がり

サテン金藤は有名なマットコート紙の種類・銘柄です。系統はダル系でインキの乗った部分にグロス感(光沢感)が出ます。

質感はかなりツルツルで平滑度が高いです。
とはいえやはり、用紙自体に嫌な光沢感はなく全体的に落ち着いています。

ただし、インキが乾きにくいため裏移りしやすいです。

サテン金藤の印刷価格

サテン金藤の印刷価格はかなり安い部類です。今回紹介する用紙の中では一番安いと思います。
それでいて得られる高級感は高いので、コスパは申し分ないです。

普段はマットコート紙を使っている方で、少し高級感が欲しい方におすすめです。

OKウルトラアクアサテン

OKウルトラアクアサテン220kg

マット系寄りカードチラシ・フライヤー・ポスター

OKウルトラアクアサテンの特徴・仕上がり

OKウルトラアクアサテンは一般的なマットコート紙の種類・銘柄です。

製造元の王子製紙は「ダルアート紙」という部類にしていますが、個人的にはダルよりもマット系かなぁと感じます。
というのもダル系の用紙はインキの乗った部分にグロス感(光沢感)が出るのですが、このOKウルトラアクアサテンは他のダル系に比べグロス感(光沢感)が低いような気がしています。

ちなみにOKウルトラアクアサテンは、紙の色が青っぽいです。とはいえ印刷した写真が青くなることはなく、青白いマットコート紙という感じす。

OKウルトラアクアサテンの印刷価格

OKウルトラアクアサテンの印刷価格は標準レベルです。普段マットコート紙を利用し特に銘柄を指定していない方からすれば高いかなと思いますが、マットコート紙全般でみると一般的な価格です。

ハイマッキンレー マットポスト・マットアート

ハイマッキンレーマットポスト220kg

ダル系カードチラシ・フライヤー・ポスター

ハイマッキンレー マットポスト・マットアートの特徴・仕上がり

ハイマッキンレーシリーズは五條製紙の高級印刷用紙につけられるブランド名です。ハイマッキンレーシリーズは何を印刷しても高い完成度でまとまるので、悩んだらハイマッキンレーでいいかなってぐらいです。

ハイマッキンレー マットポスト・マットアートですが、
160kg以上のカード向けが「ハイマッキンレー マットポスト」
135kg以下のチラシ・フライヤー向けが「ハイマッキンレー マットアート

という風に名前が変わります。

ハイマッキンレー マットポスト・マットアートは用紙自体はマットですが、インキの乗った部分にグロス感(光沢感)が出る種類・銘柄です。
このグロス感(光沢感)ですが、全体的に光沢があるのではなく、細かくきらめくといった感じです。ダル系の中でもかなり高級感の感じるグロス感(高級感)です。
とはいえもう少し金額を出せば、ハイマッキンレー ピュアダルポスト・ピュアダルアートというもっとグロス感(光沢感)の強い用紙に切り替えることもできます。この辺りはお好みといった感じです。

ただしコシがないのが特徴です。ハイマッキンレーシリーズ全般に言えることですが、紙厚を厚くしても少しふにゃふにゃした印象を持つことがあるので実物を触ってから決めた方がいいです。

ハイマッキンレー マットポスト・マットアートの印刷価格

ハイマッキンレー マットポスト・マットアートの印刷価格は標準レベルです。普段マットコート紙を利用し特に銘柄を指定していない方からすれば高いかなと思いますが、マットコート紙全般でみると一般的な価格です。
ただし、表現できる高級感のレベルが高く、他のトータルで考えるとコスパはいいかもしれません。

ハイマッキンレー ピュアダルポスト・ピュアダルアート

ハイマッキンレーピュアダルポスト180kg

ダル系少し高価カードチラシ・フライヤー・ポスター

ハイマッキンレー ピュアダルポスト・ピュアダルアートの特徴・仕上がり

ハイマッキンレーシリーズは五條製紙の高級印刷用紙につけられるブランド名です。ハイマッキンレーシリーズは何を印刷しても高い完成度でまとまるので、悩んだらハイマッキンレーでいいかなってぐらいです。

ハイマッキンレー ピュアダルポスト・ピュアダルアートですが、
160kg以上のカード向けが「ハイマッキンレー ピュアダルポスト」
135kg以下のチラシ・フライヤー向けが「ハイマッキンレー ピュアダルアート」

という風に名前が変わります。

ハイマッキンレー ピュアダルポスト・ピュアダルアートは用紙自体はマットですが、インキの乗った部分にグロス感(光沢感)が出る種類・銘柄です。
このグロス感(光沢感)ですが、全体的に光沢があるのではなく、細かくきらめくといった感じです。ダル系の中でもかなり高級感の感じるグロス感(高級感)です。また、ハイマッキンレー マットポスト・マットアートと比較してもグロス感(光沢感)が強いです。
とはいえハイマッキンレー ピュアダルポスト・ピュアダルアートの方が高くなるので、この辺りはお好みといった感じです。

ただしコシがないのが特徴です。ハイマッキンレーシリーズ全般に言えることですが、紙厚を厚くしても少しふにゃふにゃした印象を持つことがあるので実物を触ってから決めた方がいいです。

ハイマッキンレー ピュアダルポスト・ピュアダルアートの印刷価格

ハイマッキンレー ピュアダルポスト・ピュアダルアートの印刷価格は少し高価なレベルです。普段マットコート紙を利用し特に銘柄を指定していない方からすれば高いかなと思います。
ただし、表現できる高級感のレベルが高いです。

ハイマッキンレー ディープマットスノー

ハイマッキンレーディープマットスノー220kg

マット系高価カードチラシ・フライヤー・ポスター

ハイマッキンレー ディープマットスノーの特徴・仕上がり

ハイマッキンレーシリーズは五條製紙の高級印刷用紙につけられるブランド名です。ハイマッキンレーシリーズは何を印刷しても高い完成度でまとまるので、悩んだらハイマッキンレーでいいかなってぐらいです。

ハイマッキンレー ディープマットスノーは用紙もマット、インキの乗った部分もマットという、光沢感をほぼ持たない究極のマットコート紙の種類・銘柄です。
用紙を触った感じもしっとりとしていて、初めて触る方からすると少し衝撃かもしれません。
ただ、ハイマッキンレー ディープマットスノーは究極にマットな代わりに発色が微妙です。厳密なことはわかりませんが、上質紙と同様に色が沈んでしまうのでは?と僕は思っています。

また、コシがないのもデメリットです。ハイマッキンレーシリーズ全般に言えることですが、紙厚を厚くしても少しふにゃふにゃした印象を持つことがあるので実物を触ってから決めた方がいいです。

ハイマッキンレー ディープマットスノーの印刷価格

ハイマッキンレー ディープマットスノーの印刷価格は高価なレベルです。普段マットコート紙を利用し特に銘柄を指定していない方からすれば相当高いかなと思います。
ただし、他の用紙は持ちえないマットさを持つため、一度試したい用紙でもあります。

b7トラネクスト

b7トラネクスト120.5kg

ダル系安価チラシ・フライヤー・ポスター冊子

b7トラネクストの特徴・仕上がり

b7トラネクストは嵩高(かさだか)なマットコート紙で、少し紙の風合いを持っている種類・銘柄です。
嵩高(かさだか)とは紙の密度が低く、紙の重さ・連量の割に分厚い用紙のことです。(要はふかふかしている。)
嵩高な特徴を活かして、冊子等にも最適です。

また、マットコート紙にしては珍しい、風合いを持っています。少しザラザラしているという感じです。そのため紙から温もりを感じやすい用紙です。

b7トラネクストはマットコート紙なので、当然印刷適性も高いです。
また嵩高(かさだか)な特徴や風合いを活かした使い方として、同人系の印刷通販ではb7トラネクストを標準の本文用紙にしているところもあるようです。

b7トラネクストの印刷価格

b7トラネクストの印刷価格は安い部類です。
しかも嵩高(かさだか)で風合いを持つため比較的コスパはいいかなと思います。やはり冊子で使うのがおすすめです。

MTA+-FS

MTA+-FS110kg

ダル系カードチラシ・フライヤー・ポスター

MTA+-FSの特徴・仕上がり

MTA+-FSは紙の商社「竹尾」が手掛けたマットコート紙ダル系の用紙のです。
マットコート紙といってもザラザラとしたラフな質感があり、ヴァンヌーボっぽさを感じる種類・銘柄です。

また、インキの乗った部分のグロス感(光沢感)が非常に強いです。
通常のダル系はインキ量70~80%あたりでグロス感(光沢感)を持ち始めますがMTA+-FSはインキ量30~40%あたりですでにグロス感(光沢感)を持ちます。
つまり比較的薄い色でもグロス感(光沢感)を持ちます
そのため通常はグロス感(光沢感)を持たない部分でもMTA+-FSはグロス感(光沢感)を持つのでかなり高級で特別な雰囲気を持ちます。

MTA+-FSの印刷価格

MTA+-FSの印刷価格は標準レベルです。普段マットコート紙を利用し特に銘柄を指定していない方からすれば高いかなと思いますが、マットコート紙全般でみると一般的な価格です。
ただし、グロス感(光沢感)が非常に強い上に、質感も独特です。

ライトスタッフGA(N)-FS・AライトスタッフGA(N)-FS

ライトスタッフGA(N)-FS

ダル系寄りやや安価カードチラシ・フライヤー・ポスター

ライトスタッフGA(N)-FS・AライトスタッフGA(N)-FSの特徴・仕上がり

ライトスタッフGA(N)-FS・AライトスタッフGA(N)-FSですが、
170kg以上のカード向けが「ライトスタッフGA(N)-FS」
135kg以下のチラシ・フライヤー向けが「AライトスタッフGA(N)-FS」

という風に名前が変わります。

ライトスタッフGA(N)-FS・AライトスタッフGA(N)-FSは少しだけアイボリー調の用紙色で若干の風合いを持つ種類・銘柄です。

インキがとても乾きにくく、裏から透ける「裏写り」「裏抜け」が起きやすいです。そのため高濃度のデザイン・写真は適しません。
また、インキが沈んだ感じで他のマットコート紙と比べると発色は落ちます。

近い用紙として、ガルバスCoC、テイクGA-FSがあります。金額はほぼ同じですが、特徴が違うのでこちら2種と比較するのがいいと思います。

ライトスタッフGA(N)-FS
AライトスタッフGA(N)-FS
ガルバスCoCテイクGA-FS
グロス感普通少し強め強め
紙色少しアイボリー生成色
発色沈む良い良い
裏写り・裏抜け起こりやすい普通起こりやすい
ライトスタッフGA(N)-FS・AライトスタッフGA(N)-FS、ガルバスCoC、テイクGA-FSの比較

ライトスタッフGA(N)-FS・AライトスタッフGA(N)-FSの印刷価格

ライトスタッフGA(N)-FS・AライトスタッフGA(N)-FSの印刷価格はやや安価です。手軽に使えるマットコート紙です。

ガルバスCoC

ガルバスCoC120.5kg

ダル系やや安価チラシ・フライヤー・ポスター

ガルバスCoCの特徴・仕上がり

ガルバスCoCはアイボリー調の用紙色で若干の風合いを持ちます。
また、PEFC森林認証で環境に配慮した用紙です。

ガルバスCoCはライトスタッフGA(N)-FS・AライトスタッフGA(N)-FSよりグロス感(光沢感)がある種類・銘柄です。
特にデメリットのないような用紙ですが、カード向けの厚みがないのと紙色が生成色な点には注意です。

ライトスタッフGA(N)-FS
AライトスタッフGA(N)-FS
ガルバスCoCテイクGA-FS
グロス感普通少し強め強め
紙色少しアイボリー生成色
発色沈む良い良い
裏写り・裏抜け起こりやすい普通起こりやすい
ライトスタッフGA(N)-FS・AライトスタッフGA(N)-FS、ガルバスCoC、テイクGA-FSの比較

ガルバスCoCの印刷価格

ガルバスCoCの印刷価格はやや安価です。手軽に使えるマットコート紙です。

テイクGA-FS

テイクGA-FS110kg

ダル系やや安価チラシ・フライヤー・ポスター

テイクGA-FSの特徴・仕上がり

テイクGA-FSは古紙を含んだFSC森林認証のマットコート紙の種類・銘柄です。
少し風合いがあり、インキの乗った部分には強いグロス感(光沢感)があります。

ただ、裏面から表面が透ける裏写り・裏抜けが起こりやすいような気がしています。

ライトスタッフGA(N)-FS
AライトスタッフGA(N)-FS
ガルバスCoCテイクGA-FS
グロス感普通少し強め強め
紙色少しアイボリー生成色
発色沈む良い良い
裏写り・裏抜け起こりやすい普通起こりやすい
ライトスタッフGA(N)-FS・AライトスタッフGA(N)-FS、ガルバスCoC、テイクGA-FSの比較

テイクGA-FSの印刷価格

テイクGA-FSの印刷価格はやや安価です。手軽に使えるマットコート紙です。

インバーコートM-FS

インバーコートM-FS223.5kg

マット系寄りカード

インバーコートM-FSの特徴・仕上がり

インバーコートM-FSは針葉樹を使ったマットコート紙でコシが強い種類・銘柄です。そのため強度が高く、パッケージなどの加工に適している珍しいマットコート紙です。しかも301kgまで連量があり、マットコート紙としては見たことないぐらい頑丈で分厚いカードが作れます。

ただこのインバーコートM-FS、
確かにマットコート紙なのですが、用紙そのものも若干光沢をもつため感覚的にはコート寄りのマットコート紙といった感じです。同じマットコート紙マット系のハイマッキンレー ディープマットスノーと同じように考えるとその違いに驚くと思います。

インバーコートM-FSの印刷価格

インバーコートM-FSの印刷価格は標準レベルです。普段マットコート紙を利用し特に銘柄を指定していない方からすれば高いかなと思いますが、マットコート紙全般でみると一般的な価格です。
ただし301kgで印刷を考える場合は少し料金が上がるので注意してください。

ハイアピスNEO

ハイアピスNEO190kg

ダル系高価カード

ハイアピスNEOの特徴・仕上がり

ハイアピスNEOはかなりザラザラした種類・銘柄の用紙です。今回マットコート紙というジャンルで取り上げていますが、実際のところファンシーペーパーというジャンルの方が適しているような気もします。

インキの乗った部分はグロス感(光沢感)が出ますが、そのファンシーペーパーっぽい肌触りからヴァンヌーボやMr.Bっぽさを感じます。マットコート紙の中では高価ですが、ファンシーペーパーというジャンルでは安い分類なので高級マットコート紙として使うか、安価なファンシーペーパーとして使うか悩む用紙でもあります。

ハイアピスNEOの印刷価格

ハイハイアピスNEOの印刷価格は高価なレベルです。普段マットコート紙を利用し特に銘柄を指定していない方からすれば相当高いかなと思います。
ただし、ファンシーペーパーの特徴を持ち、ファンシーペーパーという視点で見ると安価な部類に入ります。ハイアピスNEOをどのジャンルの紙としてみるかが重要になると思います。

まとめ

今回はマットコート紙の概要から具体的なマットコート紙の種類12種を取り上げました。気になる種類は見つかったでしょうか?

普段、マットコート紙で印刷を行っている方も、これを機に種類までこだわって印刷通販を利用してはいかがでしょうか?

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